世界中で報告されている異常気象について、あなたは根本的な原因を知っていますか?
新聞屋テレビなどのメディアは異口同音に「温室効果ガス」やら「二酸化炭素」など当たり障りない原因を並べている。
では、温室効果ガスについて説明できる方はどの程度いるのか? 私は調べてみるまで全く知りませんでいた。あなたはどのくらいご存知でしょうか?
環境問題の実態
実際に調べてみると、世界中の自動車産業が排出する温室効果ガスの割合はたった13%と少なく、意外にも畜産業が18%と上回っていることに驚きます。これは恐らく殆どの方が知らないであろう。
内容を確認してみると、牛メタンガス、分などから生じる亜酸化窒素、資料・肥料の輸送から排出されるものから構成されている。亜酸化窒素って聞いたことありませんでしたが、調べてみると要は「牛糞」です。
CO2を削減して世界中に森林を増やす政策が進められているのだと思っていましが、現実は真逆なんです。1960年以降の南米、特にブラジルのアマゾンは約70%の森林が消失していると言う。しかもその失われた土地は「畜産業」に当てられているから驚きです。森林を伐採して家畜を飼っている、本末転倒なのです。更にコスタリカではブラジルを上回り80%にも及んでいるようです。
ブラジルの今
70%の森林が消失したアマゾン、そこには大規模な畜産業が営まれている。
ご存知ですが、現在のブラジルの牛肉輸出高は世界第1位なのです。その輸出先は何とアメリカ。ブラジル産の安価な牛肉を輸入して出来たのが、「1$バーガー」なのです。自然を代償にしたジャンクフードと言っても過言ではなさそうです。
安価なハンバーガーを得るためには大量の畜肉が必要になる。その為に多くの森林伐採が進められている。全世界を俯瞰してみると、人類の選択は正しいのだろうかと考えてしまう。安価なハンバーガーがそれほど大事なことなのか?
森林を増やす政策はどの程度進んでいるのだろうか。ようぼくが大樹に生育するまでどれほどの月日が必要なのか計り知れない。
飢餓について
驚くことに餓死で亡くなる方は年間8億2,000万人。世界人口に当てはめると、実に9人に1人と言う計算になる。日本や先進諸国で生活していると全く実感がない。
では、食糧難なのか。
いや違います。農作物の生産高はについて調べてみると、穀物は世界で凡そ26億トンが生産されており、世界人口を70億人としても十分の生産高である。具体的には日本人が消費している穀物の2倍の量を全人類に分配できる量なのですが、実際には行き届いていない。9人に1人が飢餓で亡くなっているのが現状です。
何故だ!!
実は「牛の餌」として分配されているのです。人の食物としてではなく、家畜の餌として分配されている。
誰が?
豊かな生活を営んでいる富裕層の人々となります。
人の健康を考える
人間は「長い腸」と「平たい歯」を持っている。これは草食動物の典型であり肉食動物の形態とは全く違います。少なくとも「魏志倭人伝」には日本は家畜を持たない菜食主義として紹介されており、この時代は肉を属していなかったと推察できます。
本当に食肉は必要なのだろうか?
2015年、WHO国際がん研究機関の発表によると、発癌性グループの4項目が公開されている。グループ1には、タバコやアルコールと並び「加工肉」が挙げられている。つまりハムやソーセージなどの類である。また、グループ2には紫外線と同列に「畜肉」とある。
自然環境全般を鑑みると、昨今注目されはじめた「ヴィーガン」が主流になれば、抱えている諸問題の殆どが解決されるかも知れない。
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